先行医ひなたの日常ブログ

田舎の研修医の日常を書いていきます。

冬の当直

こんばんは。

気がつけば今年もあと10日ほど。皆さんいかがお過ごしですか。去年の今頃は必死で勉強していたのが懐かしく感じますね。今後は国試受験生の話もいずれ書きたいと思います。

さて、冬の当直は独特です。そうです、インフルエンザの流行だからです。普段は発熱があるといろんな鑑別をして対応を考えるのですが、冬に関して言えば、
高熱、咽頭痛、近くにインフルの方がいる→おそらくインフルエンザだろう
と考えて診察の前にインフルチェックをして結果待ちの間に問診を取ったりしています。
診断するにあたってはそこまで深く考えなくても良いので通常よりは診断しやすいのかなとは思います。

救急外来の場でもインフルチェックはするのですが、簡易的なものでしか測定することが出来ないため陰性だとしても発症から24時間以内だと偽陰性のことがよくあります。
それゆえに濃厚接触者にはたとえインフル陰性であってもインフルに準じたの対応を取るように伝えています。
学校や職場の人にうつしたら大変ですしね。

またインフル陰性であっても予防としてタミフルを欲しがる方も中にはいらっしゃったので処方したりもしてました。ですが、実際タミフルを内服しても熱が下がるのが一日早くなる程度なのでそこまで大きな効果はないんじゃないかと思ってますけども。それよりもゆっくりと体を休めた方が体調は良くなる気がしますけどね。

先日の救急でも自分が対応しただけで4人ほどいました。インフルが流行りすぎて救急室が閉鎖するんじゃないか、と思うほど流行ってます。

以前学生のときに学んだのですが手洗いの時間は30秒以上だとより効果があるみたいなので自分も時間かけて洗うようにしてます。
皆さんもちゃんと手洗いをして気をつけていきましょうね。

また冬の当直に関しては通常よりも大変な感じはします。普通の患者+インフル患者で先日はいっぱいいっぱいでした。この前は深夜3時にも4人ほど来院して対応が大変で最近の当直では寝られないほど忙しいですね……。とは言っても救急の初期対応もそれも研修医の仕事なので疲れているときでも一人一人に向き合っていかなきゃと思う次第です。

年末の仕事表を確認したら大晦日も当直で救急室で年越しになりそうです。また入院患者の様子も見に行かなければなりませんので年末年始は休みはなさそうですが、時間を見つけてリフレッシュ出来たらなと思います。


おまけ
最近ははなまるうどんによく行くよ


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